INNER UNIVERSEトラック2　お気に入り度：★★★★

1stアルバムのメインになる曲。曲調は明るく、幻想的でさえあります。
歌詞も表面上は、単純な明るさ、前向きさを感じさせる内容になっていますが、
コンセプトは間違いなく、人工生命体の世界を歌っています。

既存の生命の苦しみを全て取り除き、人工的に作り出した生命体の理想郷。
それがInner Universeで歌われる世界です。

Innner Universeでは、生まれ変わりを欲するものの希望に満ちた一面のみを歌い上げています。
｢悲しみに触れることも、憎しみに染まることも｣ないのです。
歌詞の中では、｢苦しみに爪を剥し、諦めに足を止める｣事もなくなるとも言っています。
｢太陽さえ摘み取って　その胸に･･･｣、これらの言葉を明るい曲調に乗せて、
いかにも前向きに歌い上げているところに、この曲の不気味さが返って感じられるのです。

歌詞と曲のマッチの仕方が非常に良く、かなりのお気に入り。
つぎのModulate Godは同じ人工生命を扱いながら、対極的な雰囲気で表現されています。
この組み合わせも非常にいいと思います。

オリジナルの動画が消されていますね。。
Kayaが歌を歌っているInner Universe -cybernated-しか見つけられませんでした。

◆↓聞いてみる↓◆